中学生編・・・周りとの違いが浮き彫りに 性同一性障害②
前回の記事
で述べたように小学生はまだ辛いことは少なかった。
ただし中学生から一気に壁にぶち当たりまくる・・・
まず最初に当たった壁は親友との別れだった。
その親友は塾の友達だったんだけど、小学校卒業と中学校入学の間にある
塾の講習でいきなり無視されたのだ。
数日前の講習じゃ普通に笑って話をしてたのに、何の前触れもなく無視。
話しかけても無視。プリント渡されるときでも無言。
これはすごくこたえた。後で他の友人に理由をなんとなく聞いてみると
「なんかあんたの事が変だと思うようになったんだって」
みたいな事を教えてくれた。その時小学校の意地悪な子がいってた私が変っていうのは
その子だけじゃなく親友までそう思えるくらい自分がおかしな人間だってことが実感できた。
その親友以外にも友人もいたし慰めてくれたけど、やっぱり親友に言われるのは辛かった。それを頭の中でぐるぐる考えながら中学校入学を迎えることになる。
中学校と小学校の違いって言えばなんだと思う?
部活がある?勉強が難しくなる? 勿論それもあるんだけど、一番は・・・
制服がある事なんだよね。
私の行ってた中学校は私立だったから、入学前にみんなで教室に集まって採寸してもらうタイプだった。男女で部屋も分かれてて、周りはみんな男 男 男
しかもその中学校にいったのは地元からじゃ私のみ。
知らない男の子達に囲まれるっていうのは思った以上に心細かった。
それ以上に、制服を着たら自分の性別は女じゃなくて男だって自覚しなきゃいけなかったのが辛かった。正直、いやいや制服の採寸を終えて下がり気味のテンションで家に帰ったのを覚えている。