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高校生編・・・新しい名前 性同一性障害⑪

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高校生編・・・女の子に見えるように 性同一性障害⑩ - 性転換子の生き様

外見はなんとか女の子になった私。でも他人がかを見分ける箇所はそこだけじゃない。

 人が性差を意識する部分・・・それは名前

 

私の名前は家族から貰ったもの。家族は生まれた私に将来、性同一性障害になった時にでも通じる名前にしとこうね。なんて気持ちで名前をつけるはずがなかった。

そんな親いたら未来予知できるの!?レベルなんだけど(笑)

だから私の名前は普通に男の名前。声に出しても男って分かる名前だし、漢字で書いても男にしか見えない名前。だから女の名前をつける事にした。

つける事にしたっていうのはちょっと間違いかな。実は、私はそこそこ女性的な見た目になったらセクシャルマイノリティの集まりに参加してみたの。なんか有用な情報が聞けるかもしれないって気持ちと心細かったっていうのもあった。

 

ネットで探して見つかった集まりに連絡すると返事がきて「〇月〇日にどこそこでやりますから参加してみませんか?」と誘われたので参加の返事を出した。

少し古びたマンションの一室。正直いうとちょっと怖かった。中にいた人数は10人にも満たない感じかな。でもほぼ全員自分と同じ人だって分かった。何人かは性同一性障害ではなく同性愛という理由で参加してた。

皆が口ぐちに体験談を話し、大変だったね。とか元気づけるような言葉をかける。

そんな中一人だけ元気な子がいた。名前はあかり(仮名)ちゃん。正直びっくりした。

だって見た目がどこからどう見ても女の子だったから。私も結構自信あったんだけど彼女の方が頭一つ上な感じでレベルが高かった。彼女とは年が近かかったらからその集まりの後も色々話したんだけど、その子は子どもの頃から親が女で生きる事を認めてて、名前も違和感ないように実名で女の子みたいな名前だった。

ある時、電話口でその子は私に聞いた。

「ホルマリーちゃんもそろそろ女の子の名前がいるんじゃない?」

正直自分の名前は好きでも嫌いでもなかった。私にとって名前はただの識別するための物くらいの認識しかなくて、女の子名前を考えなきゃって意識まではいってなかったんだと思う。だから「そうだね。必要だね。」っていつか考えなきゃね~みたいな感じで返事をした。そしたら彼女が

「じゃあ私が考えてあげる。ホルマリーちゃんは〇〇って名前がいいと思うな。」

なんで「〇〇なの?」って聞いたら、芸能人の〇〇に雰囲気が似てるからって。

「漢字は〇〇って書くの。この漢字で〇〇って読むんだよ。可愛いでしょ。」

って。私は嬉しかったんだと思う。自分と同じ立場の彼女が、自分よりも女性らしい彼女が自分に名前を付けてくれた事が。だから二つ返事で「それいいね。それにする。」

って答えた。

 

それから私は表だって〇〇っていう名前を使うようになった。

自己紹介も 〇〇 です。宜しくお願いしますっていうし、身分証が求められない場所で署名する時は 〇〇 って書く。

名前は親からもらって死ぬまでその名前が普通なんだけど、性同一性障害は違う。一度その名前は公的に捨てて、自分が名前を決める。私の場合は彼女がくれた名前。

だからたまに「素敵なお名前ね。親御さんに感謝しなきゃね。」とか

言われると複雑な気持ちになって愛想笑いで返す。親は私が名前を変えた時すごくショック受けていたから。

でもね、性同一性障害で性転換するためには女性の名前を日常的に使っているかどうかも条件として必要となってくるの。だからこれを読んだ性同一性障害の人でまだ望む性の名前がない人は考えておいてね。