性転換子の生き様

性転換で男→女に変わった私の人生の歩みや日々のLGBT関係の話で思ったことを書いてます。トランスジェンダーの話がメインです。

SEX CHANGE

性同一性障害の生活覗いていきませんか?

性転換するために 大学生編Ⅰ

まだ大学生の話が全部終わってないけど性転換をするために大学生で出来る事を書こうと思う。

中学生編や高校生編では性転換で下準備的な感じの話だった。

けど、大学生でやるのは下準備じゃなくがっつり性転換を見据えての

行動になってくる。

 

 

①大学の学歴は出来るだけ上げよう

私の大学生の話を読んだら分かるけど、

あんまり偏差値の高くない大学⇒偏差値が高い大学

に途中で変化してる。これは私が狙ってやったわけではない。

好きな学問があってもっと勉強したいから受験し直して結果そうなった。

でも、これを読んでる性同一性障害者の人には、もしあんまりいい大学に入れなさそうだったら再受験してでも高学歴の大学にいって欲しい。

正直言うと、私は日本のしたい勉強云々より学歴を求める風土が嫌い。

というかそんなの好きな人いないと思う。でも日本は学歴社会。

なら、それに従うしかない。しかも、私達みたいに大きなハンデを背負ってる人間はね。

大学は中学、高校と違って途中で大学を変える人が結構いるから全然おかしくないので自分の学力と相談して上げれるとこまで上げよう。

 

②お金を本格的に貯めよう

性転換には大体200万かかる。じゃあその200万をどうやって工面するか。大学生になると色々貯める手段が増えるので紹介したい。どれか1つで200万貯めるのではなく、全てを用いて自分の私生活に問題が出ないように貯めて欲しい。

せっかく大学いったのにバイトに明け暮れて単位落とすとか、危ない話にのってお縄につくなんてもっての他!

 

1つ目・・・バイト

私の過去話ではバイトは失敗に終わった。大手食品工場でバイトしようとして口座が作れなかったからだ。でも個人のお店や日雇いバイトなら手渡しもいっぱいある。あと誰かとコミュニケーションを取るのが大変なら内職のバイトもあるからね。

バイトを全部手術費用に使うなんてすっごい虚しいだけだから自分の趣味とかにも多少は使っていいと思うよ。

 

2つ目・・・保険に入る

この話は高校生か中学生で言っておくべきだったなぁって後々思ったんだけど、今更過去記事書き換えるのもめんどうなんてここで書いちゃう。

実は性転換手術は民間の保険に入ってると多少戻ってきます。(全額じゃない!)

私は親が子供の頃いくつか医療保険に入ってたので、4分の1くらい戻ってきました。

た・だ・し これは性同一性障害の治療を受ける前に入っておくこと。病気になってから入っても保険効かないのは知ってるよね?だから早め早めに入っておくといいと思います。精神科の受診前に少額でもいいから親に頼んで入れてもらおう。

 

3つ目・・・奨学金

これはあんまり良い方法とは言えないんだけど、かなりお金を工面するのが楽になるから言っておこうと思う。銀行とかレ〇クとかの消費者金融はお金貸してくれるよね。

でもあれは金利がべらぼうに高い。性転換手術終わってもすぐ働けるわけでないのにあそこで手術費用を借りるなんて自殺行為。

だけど大学生が借りれる低金利の借金がある。それが奨学金

世の中奨学金の返済が出来なくて困ってるっていう話いっぱいあると思う。それでも、民間の借金よりは低金利なのは事実。そして奨学金のいいところは金利が低いだけでなく、4年間毎月借りれるってわけ。そしてその間は金利がかからない。

単純に8万円を4年間借りたら  8×48 =384万円 

手に入るってことなんだよね。勿論、そのうちのいくらかは生活費や学費に消えるってことを考えても200万にかなり近づくでしょ?

奨学金が性転換の手術費用にするためにあるわけじゃないけど、奨学金っていう名前のただの借金みたいな物なんだからこういう使い方してもいいと思う。

 

上記3つの方法を駆使すれば200万が意外と無理せず貯めれる。ただし保険は後で返ってくるから保険抜きで200万なんとか貯めてね。

 

③就職活動を視野にいれて行動する

日本の就職活動(就活)は3年の3月くらいから始まる(外資やマスコミはもっと早いけど)そこから秋くらいまでは何かしら就職活動すると考えて、それが終わってから手術、戸籍変更っていうのはかなり時間的にタイト。ていうか無理。そもそも術後半年は普通に動くのきついし。

となると3年生の前半には手術を終えて、体を慣らしながら翌年3月の就活を開始したい。(外資狙いの人はもっと早くないとダメ)。

となると、逆算してどのあたりで自分は性転換手術をすべきなのかを判断して行動することが求められる。この計画は早ければ早い方が良い。

精神科医に相談して手術時期を決めて、それまでに200万ためてって考えると大学入学したてからプランを練っていかないとダメだよね。

ただ、私の過去みたいにそんなぽんぽん上手くいかないのが実情だと思う・・・。

 

④ってことで休学や卒業年度を遅らすっていう仕組みがあるのを理解すること

大学生で休学や就職浪人で卒業年度を遅らす人なんて結構ざら。

③で書いたように綿密な計画を立てても性同一性障害のライフスタイルでトラブルがないなんて絶対にない!なので、休学とかも使ったりして卒業までに望みの戸籍を手に入れよう!

 

⑤大学生で思い描いた希望は妥協するな

大学を出た後の進路でその後の人生が大きく決まる人がほとんど。中には一念発起して劇的の人生を変えることができましたっていう人もいる。

でもそんなのは少数。だからこそ、卒業までに戸籍を変えて、就職の希望は自分の行きたい方向を目指していい。

ただし、何度も言うけど、それは性転換をして戸籍を手に入れることが前提!

それをせずに行きたい企業にアプローチをかけても門前払いに会う可能性は高いし、そもそもどこも自分のことなんて受け付けてくれない。ここまで来たんなら性転換を何が何でもしてやるという強い気持ちを持って生きてかないとダメ。

 

⑥自分の素性をばらすな

誰がばらすかなんて分からないし、誰が敵になるかなんてわからない。

仲良くなったから言っちゃってもいいかもなんて安易に自分の素性をばらすと、そうそう簡単に軌道修正が出来ないレベルの泥沼にはまってしまう可能性もある。

もし、望みの性別で大学に入れたら徹底的に隠せ。痕跡は残すな。

 

私は上を全部実行出来なかったからかなり苦労した。その話は後々の記事で書くつもりだけど。だからこそ、これを読んでる同じ立場の人には少しでもその苦労を減らしてほしいと思って書けるだけ書いてみた。

性転換が必須イベントの人生なんてはっきりいってロクな人生じゃないけど性同一性障害である以上避けて通れない。だから諦めずに頑張って欲しい。