自分ってなんか違う? 性同一性障害①
自分が他の人と違うって気付いたのは小学生の時だった。
小学生っていうのは性別に対して男と女の違いは分かるけど、
アレがついてるかついてないかくらいにしか思ってないと思う。
だから私もメインの友達は女の子で女の子みたいな声で
女の子の話題でお喋りすることが多かったけど、
普通に男の子の遊びにも混ざってた。勿論、比重は女の子の方が多かったけどね。
でも、小学生高学年にもなってくると、大人びた(悪い言い方だと
ちょっと意地悪な子w)子は私にきつい言葉を投げかけてきた。
「あなたがここに(女の子のグループ)にいるのおかしいと思う。
絶対変だと思う。」
幸いにもそれを言ったのは私と特に仲良くない子で、私の親友はそんな事言わなかった。だから小学生の時は自分ってちょっと違うなって思ったくらいで、
そこまで真剣に悩まなかった。
親と先生はさすがに毎日女の子のグループで遊んで、体育で着替える時は
男子に混ざらずにどっか空き部屋で着替えてる私を まずい と思ったみたいで、
やんわりと男の子道に方向転換させようとしてた気がする。
でもそんなんじゃ私の中に男なんて芽生えるはずもなく、私って性別は男だけど女だもんね!みたいなちぐはぐな自信で女の子ライフを謳歌してた。
ただし・・・そんなの通じるのは小学生まで。中学校からは思いっきり自分の性に悩むことになる。