性転換子の生き様

性転換で男→女に変わった私の人生の歩みや日々のLGBT関係の話で思ったことを書いてます。トランスジェンダーの話がメインです。

SEX CHANGE

性同一性障害の生活覗いていきませんか?

大学生編・・・誰も男と知らない環境で生きる 性同一性障害⑬

前回の記事

性転換をするために 高校生編 - 性転換子の生き様

私の大学生活は上のように準備万端で始まったわけじゃなかった

 そもそも高校生最後の年の半ばまで大学に行く気なんてさらさらなかった。

人の目は気になるし、不安いっぱいだし、治療なんてホルモン剤うってるだけで特別進展してるわけじゃない。こんな状態で大学いっても高校生活の二の舞でしょ?

って思ってた。ただ、親としては何もしない私を置いておきたくないし、世間体を気にする家庭だから私が大学を行かないというのはすごく恥ずかしかったんだと思う。

いろいろ話し合った末、あんまり難しくない大学に入ることにした。(こんな事いったらそこの大学の人に怒られるかも。ごめんね。)

まぁなんで私が行く気になったかというと実家から通える距離じゃないから一人暮らし出来るっていうのが大きかった。

高校生の時は女性の恰好をするのも実家から離れて京都や大阪にでてトイレで女性の服に着替えたり、実家のエリアでは胸にさらしを巻くなど不便を感じていたからそれがなくなるだけでも大分メリットがあった。

結果的には良かったと思う。女性化を進めることができたから。

 

大学生活はまだまだ引っ込み思案なとこがあったけど、友達も少し出来てなんとか出だしは好調だった気がする。勉強はさらさらする気はなかったけど、女子グループに混ざってお話だったりできるのは小学校の頃を思い出して楽しかった。まだまだ女性化は完璧じゃなかったけど、声と顔に救われた気がする。体付はやっぱ大きい方だったけどね(笑)ただ、やっぱり毎日ドキドキしてた。自分の素性ばれたらどうしよう。私って女に見えるよね?変じゃないよね?そんな事を1日に何度も何度も考えてた気がする。

考えたからって女性化が進むわけじゃないのにね(笑)

ちなみに学生証とかは女性名で作ってもらってたから、そこら辺からばれる心配はなかった。え?そんな融通きくの?って思うかもしれないけど、ここら辺は大学次第なんだと思う。私がいってた大学は入学前から何度も相談にのってくれて、私を表向きでは女性として扱ってくれるっていう約束をしてもらったの。

ちなみに他の性同一性障害の人の話だとそんなのは受け付けませんってはなから話し合いに応じてくれないとこもあるみたい。だから、大学選びはそこら辺もしっかり視野を入れてしないとダメだよね。

まぁ、じゃあ私が行った大学どこなの?って教えちゃうと身バレしちゃうから教えられないんだけどね。なんで受験前とかに聞いた方がいいよ。

ちなみに教授もごくごく一部の人しか知らされてなかったみたい。ほんとあの大学には感謝しかないかな。

 

色んな初めてを経験した。初めて朝から晩まで女で生活した。初めて自分の過去を知らずに女性として扱ってもらった。初めてお酒飲んだ。初めてサークル見学した。初めてオールした。初めて恋愛した。

 

今思い出すと、あーあそこはあーしておくべきだったのにとか色々思っちゃうんだけど、(ていうかそればっかりだわ)まぁ初めてが上手くいく人なんてそうそういないよね。あの頃迷惑かけちゃった人もいっぱいいるけど直接謝れないしここで謝っとこう。ごめんね。(直接謝れっておもうかもしれないけど、もう連絡先知らないんです・・・)

 

次の記事からは大学生活で何があったか1個ずつ思い出して書いていこーっと。