性転換編・・・手術仲間との出合い 性同一性障害㊴
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性転換のためにはるばるタイまでやって来た私。
手術まで2泊はバンコク市内のホテルで泊まることになっていた。
手配してもらったホテルは朝食ビュッフェ付だったので、1人でホテルのレストランへ行く。ビュッフェのメニューは西洋人向けの定番料理の他にタイならではの焼きそばや
ピリ辛の料理が並び、自分がタイに来たんだな～って改めて実感した。
ちなみにハムとウィンナーはすっごく美味しくなかった。なんか味がむっちゃくちゃぼやけた味がするの。このホテルだけなのか、タイの肉加工品がそういう味なのかどっちかは分からないけど、タイではそういう系はあんまり食べない方がいいかも？
午後から今回の手術のお世話をしてくれる代理店の人と会うからそれまでは自由行動だったので、バンコク観光を少ししてみることにした。
っていっても手術の事しか考えてなかったから観光の下調べなんてしてなかったので、ホテル周りだけのお散歩。私が泊まったホテルはスクンビット地区っていう日本人が沢山いる地区にあるんだけど、日本人が沢山いる＝治安のいい高級なエリアってことらしく、ホテルの側には東南アジアとは思えないすごく綺麗なデパートがあった。
アメリカでいうならニーマンマーカス、日本でいうならどこだろ、、、新宿の伊勢丹かな。デパートの名前はエンポリアム。
バンコクのエンポリアムデパートがリニューアルオープン＝タイ移住のブログ
ちょっと人のブログだけど記事借りちゃおっと。
こんな感じの綺麗なデパート。私が行った後に上の記事みたく改装したらしく、私が見たエンポリアムよりもっと高級感が出てるかも。
店内の物価もタイとは思えない金額。日本人が普段買う金額より少し安いくらいがほとんどだった。タイっていえばその時で日本の3分の１か物によっては5分の１の物価って言われてたから、そんな国で日本よりちょい安とかだとどれだけ高いか分かると思う！
だから店内をぐるっと回ったけど何も買わなかった（笑）カフェでお茶したくらいかな。それからいい時間になったのでホテルに戻り、代理店の人をホテルのロビーで待った。
ホテルの大き目のソファでのんびりしてると
「ホルマリーさんですか？初めまして」
っと流暢な日本語で話してくる女性が声をかけてきた。初日迎えにきた人よりもっと流暢でほとんどの単語は発音も完璧。
彼女（以下Sさん）はどうやら子どものころは日本で住んでたらしく、日本人とタイ人のハーフらしい。明日病院に連れていく前に、私と同じ時期に手術をする他のGIDと合わせるために来てくれたらしい。やっぱり異国の地だし、ほぼ毎日Sさんが顔を見せに来てくれるといっても1日の大半はいないからね。だからここの代理店は自分のとこで手術するタイミングが一緒のお客さんを希望があれば合わせてくれるらしい。
その日にあったのは女性から男性になる私とは逆のGID。俗にいうFTM（Female to Male）の浅黒いソウタ君とちょっとぽっちゃりなカイ君。見てびっくりしたのはパス度。どっちも声も低いし、髭も生えてる元女性ですって言われても信じられないってくらい男にか見えない人達だった。私達GIDって男から女より女から男の方がパスしやすいって言われてるんだけどほんとなんだな～って思った。
二人とも気さくな人で話しやすく、タイっていう見知らぬ土地で彼らと会えたとは本当に良かったと思う。そのまま色々話して意気投合し、夕食を一緒にいくことになった。
行った先はMKレストランっていうタイスキで有名なお店。
日本にも進出してるみたい。でもメニュー見るとちょっとタイと違うのかな？
というよりお寿司とか飲茶もあるんだけど（笑）日本風にメニュー変えてるんだねー。
ソウタ君とカイ君と私でドキドキしながら店内へ。注文は日本語メニューがあったから特に問題はなかった。食べてみた感想はタイ風つけだれで食べるお鍋。
私とソウタ君は結構何でも好きだからぱくぱく食べてたけど、偏食家のカイ君は少ししか食べずに、別に注文したローストダックばかり食べてた。
タイの料理ってやっぱ独特の香があるから好き嫌い別れるみたい。お腹もいっぱいになったところで、3人でホテルに戻り就寝。私は翌日には入院しちゃうので、バンコク観光は一旦お預けになった。
今思うと私ばかだったな～って思う。もっと色んなところ行っておけばよかったって思う。術後退院してから2週間はタイで過ごすからその時に観光地いけばいいやーって思ってたの。術後だから沢山は動けないだろうけどそこまでじゃないだろって思ってたから。でもね・・・後々の記事で書くけど思った以上に動けない。進みもすっごいゆっくりゆっくりだし、やっぱ疲れやすくなるし。
これからタイで手術する人がいたら、術前に絶対行きたい観光地とかお買いものは済ませておくといいよ。でないとすっごい後悔するから！
