性転換子の生き様

性転換で男→女に変わった私の人生の歩みや日々のLGBT関係の話で思ったことを書いてます。トランスジェンダーの話がメインです。

SEX CHANGE

性同一性障害の生活覗いていきませんか?

私は強くなった  らしい

ものすごーく久しぶりな更新。

まぁブログは更新してなかったけど、読者の人からの

質問や悩み相談には結構答えてたり。

 このブログを書いてて思ったのが、性同一性障害や性別マイノリティー

に対して興味がある人が思ったより多いな~って。

てっきり見る人もっと少ないかと思ったの(笑)

今でも更新回数がぐっと減っても毎日だれかしたアクセスしてくれてたりするし、

それが当事者であってもそうでなくても、私達って世の中にいるんですよって

気付きになれば私のブログの当初の目的は達成! なのかななんて。

 

今日のブログの題はある人が最近私に言った言葉なの。

その人は昔からの私を知ってる結構長い付き合いの人でね。

私の過去も知ってるんだけど、その人と会う機会が久しぶりにあった。

性転換してからも色々あって(主に嬉しくないこと)なんやかんやでそれを自力で解決したみたいな近況を話していたら、

「あなた強くなったね。多分これからも何かあっても大丈夫だね。

って。

その人にとって私はいつも泣いててどうしようもなくて膝を抱えてるイメージだったらしい。だから今も多かれ少なかれ同じ状況になってるんじゃないかって少し心配してたみたい。でも数々のトラブルをあの手この手で解決した私の話を聞いて強くなったな~って思ったんだって。

正直私も自分でそう思ってる。自分を守るために手段を選ばなくなった気がするから。(もちろん法に触れることはしないけど)

これも性転換したからなのかな。自分は実は男なんですっていう負い目が消えたから堂々と立ち向かえるようになったのだろうか。

もし性転換前に同じ状況になってたら弱みを抱えたまま戦うことになったから多分負けてたんだろうな。そういう意味で性転換っていうのは私にとって必須だったのかも

 

 

ただし、若干疲れてたりもする。性転換の事抜きにしてなぜか私ってトラブルに巻き込まれやすいの。しかも自分発じゃなく他人発のトラブルのど真ん中に私が立ってることがちょくちょくあって何故?みたいな。

こっちで知り合った人に「あなたってトラブルメーカーだよね。ちょっと可愛そうだけどそういう人ってとことん色んなトラブルに巻き込まれるからな~」なんて言った人がいた。正直イラっと来たけど事実だし言い返せなかった。「でもそれなのにしっかり対処してるのがすごいね。見た目からじゃ想像できないわ。」とも言われた。

その人は私が昔男だったなんて知らないから私の見た目からするとトラブルに負けそうなんだって。

私ってぱっと見ほんわか系の箱入り娘的な見た目で世間の荒波なにそれ?

私今まで幸せいっぱいでぬくぬく育ってきたんです♪

っていうオーラがありありと出てるらしいの。悲しいことにそう思ってるのはその人だけじゃなく私が知り合った人のほとんどがそう思ってるらしい・・・。

まさかそんな見た目の人間が過去に自殺やいじめ、家族との不仲でそのうえ性転換まで経験済みなんて思わないんだよね。

皆さん、周りにそんな人がいても安易に「楽な人生送ってそうだな~」とか「世間の厳しさ知らないでしょ」とか冗談めいて言っちゃだめよ。人間どんな過去があるか分からないんだからね(笑)

 

まぁそんなトラブルばっかに巡り合って思ったことは、人間って生きるためにはある程度汚い手段を使うしかないんだなって。社会で強いってそういうことなんだなって。

つくづく人間って業が深いわ。でも私はこれからもこうして生きていかないとダメなんだろうね。最近、次にトラブルに巻き込まれたら徹底的に汚い手段使ってやろうかなって思いつつ今日もこっそり生きています。

 

あ、今日の話は性同一性障害だからじゃなくて私だからこうなったのよって話だから。

性同一性障害で悩んでる人は自分も将来汚い人間にならないと生きていけないんだろうかって不安にならないでね。