産みの苦しみ・・・LGBTの理解や女性の地位向上について
皆さんこんばんは。ホルマリーです。
ここ最近、女性の性的な問題、地位に関してのニュースや
LGBTの理解促進を促すニュースを見ない日はないと思う。
それと同時にこれに対して不満を持つ声も少なくない気がする。
そういうのを聞いて、これって 産みの苦しみ ってやつなのかなって思ったの。
女性のセクハラ問題や仕事での男性と比べての立場の弱さは、
昔は声を大にしては言えなかった。
今一番ホットな話題と言えば、「政治分野における男女共同参画推進法」
伊吹・元衆院議長:男女候補者「均等」法成立したが… 能力本位で選ぶべきだと強調 - 毎日新聞
女性も男性と同じだけ政界進出できるようにと、後押しするために制定された法律なんだけど、これに関して諸手を挙げて賛成している声ってあんまり聞かない。
上のリンクにもある通り、能力重視で選ぶべきという声が多い。
もっと過激な書き方をしているブログやニュースも多々みる。
でもこれがわざわざ成立された背景には、能力なんかを見ずに女性だからっていう
理由で政界から排除されてきた、または諦めざる負えない時代があったからじゃないだろうか。
(そもそも、今の政界なんてどうみても政治家としての資質、頭脳、日本の抱える
問題に関して正しい知識なんて持ち合わせている政治家なんてほとんどいないと思うし・・。)
これって「産みの苦しみ」なんじゃないかなーって思うの。
すでに亡くなった世代、もうすぐ亡くなる世代が作った悪習を無くしていくために、
今の世代が直面しなきゃいけない問題。そして今の世代がまともに取り合えばこそ、
後の世代では男女平等なんて特に意識しなくていい世の中になるんじゃないかな。
LGBTに関しても最近話題になったニュースといえば、ハリウッド映画にLGBTの
登場人物を増やしてっていう呼びかけがあった。
性的少数者の登場人物含む作品増加を、LGBT擁護団体が要請 | ロイター
2017年に発表された映画の中でLGBTの登場人物は14/109(約13%)しかなかったらしい。
これを2021年までに20%に引き上げて欲しいっていう要望なんだって。
正直、最初は私も娯楽の内容にそこまで口出さなくても・・・
ってちょっと思っちゃったんだけど、こういう娯楽の影響ってすっごい大きいんだよね。
私みたいなトランスジェンダーをオカマって言葉でバカにして面白がるのって
どの年代でもあると思うんだけど、それってやっぱり映像娯楽(映画やドラマ
だけにとどまらず、ドキュメンタリーやバラエティーも含む)
の影響がすっごく大きいなって思うんだ。
だからこそ、LGBTを珍しい立ち位置の登場人物的な役割でなく、普遍的に
出して欲しいっていうのが上の要望なんだと思う。
ある意味これも「産みの苦しみ」なんじゃないかな。
昔の人たちが作り上げてきた既成観念を今の時代の人間が壊して、後の世代は
男も女もLGBTも、割合は違えど普通に存在するんだって認識するためのね。
ただ、その上で一番ネックになるのが「どうして自分たちの世代なの?」
なんだと思う。消えた、又はもうすぐ消える世代の人たちが作り上げた悪習からくる批判を、どうして自分たちの世代が受け止めて対処しなきゃいけないの?
自分達何も悪くないのに。ちょっとずつ理解しようとしているのに。
まるで責められているみたい。
そう思えちゃうから、過激な反対意見とかを言っちゃう人が出てくるんじゃないかな。
難しい問題だよね。自分があんまり悪くないことを代わりに受け止めなくちゃいけないのって。
だからこそ後の世代に先送りにするんじゃなくここで受け止めて、後の世代には
「へー昔はそんなんだったんだね。信じられないや」って言える世の中にするための
産みの苦しみ なんだと思う。
もし責められているって感じる人は「ほんと上の世代が作ってきた悪習ってろくでもないよね~。自分達で無くしていこうね。」ってスタンスで受け流せばいいんじゃないかな~って思う!