性転換子の生き様

性転換で男→女に変わった私の人生の歩みや日々のLGBT関係の話で思ったことを書いてます。トランスジェンダーの話がメインです。

SEX CHANGE

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トランスジェンダーの性別は性器と遺伝子で決まるのか

トランプ政権がトランスジェンダーの性別変更を認めない措置を検討しているというニュースが世間を賑わしている。

その記事の中でトランプ政権の性別決定の判断基準が書いてあった。

 

下記の記事参照

www.nikkei.com

 

記事から引用すると・・・

米厚生省は性について連邦政府機関が「明確で客観的かつ管理可能な生物学に基づく」定義を採用するよう促す方針を検討している。性の変更を認めず、生まれつきの生殖器で定義すべきだと主張。性別に関して異議がある場合、遺伝子検査に基づいて決着させる考えも示す。

 

だそうな。

もちろん、この考えにレディーガガなどの有名人やセクシャルマイノリティーが声を大にして反対しているのだけれど、そもそも性別を判断するのは何のためかっていう観点が抜けているからトランプ政権はこういう主張をしているのだと思う。

 

私は性別の判断はその人自身のためっていうより三者がその人をどう扱ったらいいかっていうのを助けるためにあると思っているの。その第三者っていうのは国民を管理する国とか大きな枠組みでなく、純粋にその人と接する人ってことね。

 

自分のためだけに性別があるんだったら、そもそも性別なんてもの存在しなくていいからね。それこそ世の中の人間は特徴ごとに分けて、髭の生えた人、髭のない人、胸のある人、胸がない人、筋肉質な人、丸みのおびた人、そして性器に関してだったら、外側に性器のある人、内側に性器のある人ってカテゴライズすればいいわけだし。男性器、女性器だってみんな同じ形はしていない。これってほんとに同じ男性器なの?っていうくらい形は千差万別だから、男性器の特徴だけで何百と分けていいと思う。

だからこそ、性別っていうのはただの特徴以外の意味があって、その人が社会的にどう扱われるべきかっていうことが含まれていると思うの。

 

となると、生まれ持った性器で性別を判断となってしまった場合、トランスの人がどんどん外見が女性化しても、周りの人は男性として扱わなくちゃいけなくなっちゃうってことだよね。

それって、当人よりも周りの人が大変だよね。女性の外見で男子トイレ入られたらびっくりするでしょ。私はそういうことあったんだよね。昔、どうしても男性スーツを着なくちゃいけない用事が出来て、その格好だからトイレは男性使うべきかなって男性トイレ入ったら、後から入った人が間違ったって顔して外の性別表記見に行ったの。

 

だからこそ、性別は性器とか遺伝子だけで判断すると、トランスジェンダーみたいなマイノリティはどう扱ったらいいかみんな分からないから、個人の希望の性で扱ってもらえるように公的な性の変更が必要なの。

 

もしトランプ政権みたいな考えが日本でも起こったら私の女性の戸籍なくなっちゃうのかな。昔そういう内容の記事を書いたことあるんだよね。

戸籍獲得編・・・紙切れ一枚だけの私 性同一性障害52 - 性転換子の生き様

その中で 

多分ないだろうけど、もしこれからやっぱりあの通知は取り消しますってなったら

また前の生活に逆戻り

って書いたんだけど、アメリカのトランスジェンダーはそれがまさに起きようとしているんだよね。日本なんてアメリカにならって何でも決めてアメリカの子分かっていうくらい自分で物事考えない国だから、そのうち日本も・・・って十分ありえるよね。

そんなバカな判断を日本がしませんように。