大学生編・・・復学して見つかった新しい目標 性同一性障害㉕
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大学生編・・・バイト1ヵ月でやめたワケ 性同一性障害㉔ - 性転換子の生き様
せっかくのバイトも1ヵ月程度でやめちゃった私。
バイトは失敗だったけど、ほぼほぼ引きこもり前の人間に戻れた気がしたので、復学することにした。
悪口を言ってた子達とは極力講義では合わないように綿密に講義を選択して、のんびりマイペースで行く事にした。前に一緒だった友人ともその時にはほぼ会わなくなっていた。やっぱ私としては会うの気まずかったし、私は1年で必修の課目は落としてたからそれを集中的に取るように講義を組んでたため同じ講義は1つとしてなかったっていうのもある。
久しぶりに出た授業は知らない人ばかり。自然と前の方で真剣に授業を受けるマジメな学生になっていた。たまに後ろから笑い声が聞こえると自分のことではないって分かっていてもびくびくしていた。授業が1つ終わるたんびに肌着が汗でぐっしょり濡れていたのを思い出すな~。
真面目に授業を受けるといいこともある。もともと勉強が結構好きだったから自分の学部の授業が好きになった。このブログを読んでる人は私がこの大学を入った理由があんまり勉強しなくても入れる大学だったからっていう不純な動機だってのは知ってると思う。だから、休学前は必要最低限の勉強しかしてなかったの。
でも、復学して勉強が面白くなって、ゼミとかも始まって専門的な勉強をしだすとちょこっと野心が芽生えた。
もっと良い環境で勉強できたらなぁ
って。授業内容には不満はなかった。先生もいい人が多かったしね。でもその時いってた大学よりその分野でもっと進んでる大学があるのも知ってた。
だから、私は再受験することにした。受験先は難関って言われてる大学。(どこかは言わないけどね!)正直受かる見込みなんてないけど、どうせ時間もあるしダメもとで受けてみよ~!っていう軽い気持ちだった。
一緒に遊ぶ友達もいなかったし、趣味もほとんどなかったから講義の時間以外は大学の図書館に入りびたり。英語や専門分野、過去問の勉強。自分の部屋に戻っても暇が出来たら何かした勉強の本を開く生活を半年続けた。
大学のゼミの先生も私が再受験するっていったら応援してくれた。勉強に役立ちそうな本や論述の添削とか色々助けてもらった。
願書の受付が始まったらその日には出した。ちなみに願書の提出前にちゃんと向こうの大学には説明済み。「私は性同一性障害なんですけど。希望の性別で受けて、もし合格したら希望の性別で通いたいです。」って。
向こうからそれでOKも貰えたから迷いなく出せた。
そしてとうとう受験当日を迎える。
今まで読んでた人もずっとテンション下がるような話だったよね。
でもこの記事からやっと暗い暗い話が終わって上向きな話が結構出来るから安心してね!