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性転換子の生き様

性転換で男→女に変わった生き物の生態

SEX CHANGE

性同一性障害の生活覗いていきませんか?

性転換するために 大学生編Ⅱ

性転換するためには?

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大学生編・・・性転換したら社会に出られるんやな 性同一性障害㊲ - 性転換子の生き様

家族を傷つけることと引き換えに私は性転換の費用を準備した。

 結局卒業までに性転換は出来なかった。性転換なんていうのは今日したくなったら明日出来るものではない。色々準備が必要だから。

だから今日はその事について書こうと思う。

 

1 どこでするか?国内?海外?

私は海外でした。それにはいくつか理由がある。

・費用が安いー私の時で国内は250万か300万、でも海外(タイ)なら200万以下だった。

・待たなくていいー日本でやろうと思うと2年待ちと言われた。性転換手術できる日本の病院なんてほんの一部の大学でしか行われてなかった。タイだと2か月後。急いでいるなら早めることもできた気がする。

・レベルが高いー手術っていうのは先進国が全て技術が上だと思いがちだけど、どれだけ手術をやったかによる部分が大きい。その点ではタイの先生の方が遥かにベテランだった。

勿論デメリットもある。言葉は英語かタイ語。やっぱ大きな手術だからいざとなった時・・・っていうのもあるかもしれない。しかし、その点は代理店でフォローしてくれる。実は上のタイでの200万っていうのは 手術費用+代理店の仲介費用 の2つが合わさった値段なの。代理店っていうのは航空券の手配から入院前後のホテルの予約、手術の申し込みと入院期間中のケアを含んでる。だからほぼ毎日代理店のスタッフがお見舞いにきて何か要望がありませんか?あればお伝えしますよ。っていう御用聞きをやってもらえた。だから言葉が通じないっていうのはそこまでデメリットじゃないと思う。

それに今はスマホに辞書とか入れられるから文字で意思の疎通しやすいしね。

ということで、日本でする場合は2年前(今はそんな待たなくてていいかもしれないけど)、海外(タイ)なら数か月前から申し込みしないとダメ。

その期間と術後の静養も含めて卒業までに性転換終わらさないとダメだから計画立てるの大変だったりする。

 

2.主治医の許可とセカンドオピニオンの取得

日本や海外で手術するにしても、やりたいです!って言って病院が分かりましたってすぐ返事をくれるわけじゃない。必要な物がある。それが主治医ともう一人別の医師による意見(セカンドオピニオン)。性転換手術をするためにはその人が性同一性障害で心と体の性が不一致ですよって二人の医者から認めてもらう必要がある。これも取得に結構時間がかかる。主治医はすぐもらえても二人目の医者にすぐ見て判断してもらえなかったりするから。だから性転換手術するなら早めに主治医に相談してその話もつけてもらってね。

 

3.望みの性別の名前での生活

手術をして、望みの性別の戸籍をもらっても、元の性別の名前をつかってたら周りからおかしいと思われるよね。だから戸籍とともに名前を変える人が多いと思う。ただ、この名前を変えるっていうのが結構曲者。使用したい名前の使用実績が2年くらいないとダメだった気がする。公共料金の払い込みとか宅配便の受け取りとかね。そういうのを結構前からエビデンス(証拠)として残しておかないと結構苦労する。

だから、性転換する人は結構早い段階から公的な書類以外は望みの名前で生活実績を作っておいてね。

 

4.術後にどうやって暮らすか

後々の記事で書くつもりなんだけど、術後日本に帰ってきても普通の人みたいにスタスタ歩いたりできないし、術後のアフターケアとかもあって結構難儀な日常生活を数か月送ることになる。そのためにその間の生活をなんとか自分一人でこなせる方法を考えておくか、誰かに助けてもらう手はずを整えておきましょう。

私はまともに歩けるようになるのに5か月くらいかかった気がする・・・。

もし大学在学中だったら授業とかはすぐには受けられないんじゃないかな~って思う。

無理して受けれない事もないと思うけど、ゆっくりゆっくり歩きながら患部にダメージのないように行動してたらすっごい目立つと思うから休学か、前期に手術で単位ほとんど取らずに、後期にまとめて単位とるとかそういう授業の取得の仕方が望ましいと思う。

 

今のところ、思いついた範囲でかけるのはこれくらいだろうか。何にせよ、マイナーな手術だから色々準備は大変。これからしようと思う人は入念な準備をして臨んでほしい。

 

これで私の性転換するまでの過去は一通り振り返ったわけなんだけど、今までの記事を読んだ人はどんな感想を抱いたのだろうか。特に自分と同じ立場の人はどう思ったのかなって思ってたりする。普通の人の人生をよく知らないけど、やっぱり私達みたいな人間の人生は苦難の方が楽しいことより圧倒的に多い。

私はそれを乗り越える術を誰かに教えてもらえなかったし、助けてくれる人もいなかったわけじゃなかったけどほぼいなかったに等しいと思う。だからこそ心も価値観も歪んで二度と努力らしい努力なんてしないと思うし、目標も希望なくただ生きてるだけの生き方をしていくことになるだろう。

だからこそ、私より若い世代の性同一性障害の人には同じ目にあって欲しくない。私の人生を見て回避できる危機は回避して欲しいし、人生を楽しんでほしいと思う。その楽しむっていう方法も自分で考えて選んで何かしらのメディアに出るっていう生き方で自分の特異性を売りにして生きるなら止めはしないけど、安易に生きてく術がないからって自分を売ってしまって欲しくない。

何でこんなことを書くかというと、最近やたら私達みたいな人達が世間の目につく所に出てる気がする。それも本当に私達みたいに悩んで生きてるとかじゃなく、多分私達みたいなのが簡単に注目を集めやすいからそういうキャラを作ってお金の稼ぎの手段にしているだけだと思う。そして、その人達のせいで性同一性障害やゲイやレイズビアンなのどの性別マイノリティーの間違った価値観を世間に植え付けてる気がする。

それで稼ぐ方はいいかもしれないけど、本当に悩んでる人達はとばっちりを受けて不利益を被る。ただあの人達は食い物にさえできたらいいだろうから、そんなこと知ったこっちゃないだろうけど。

それ以外にも他の国の活動か何かに感化されて、早いペースで私達の理解を世の中に広めようとしている人達がいる。それ自体は悪いことじゃない。ただ、やり方としてそれは間違ってると思うやり方の人がたまにいる。

私達性同一性障害で言うなら、就職で性別を告げずに内定を貰って後だしで実は・・・って言って相手が拒絶したら訴えたり、最近あったのだとスポーツクラブで望みの性別で使わせろって言ったりね。

その人達は抑圧されて鬱憤がたまってるのかもしれない。その気持ちは分かる。でもそんな体当たりするような理解の求め方で自分以外の性同一性障害に迷惑がかかるかもしれないって考えないのだろうか。

あと目についたのがLGBTのサポートをしている団体でいくつか、性同一性障害も最近は理解が深まっているから普通の人と同じように堂々と就職活動をしましょう的なアドバイスを書いている所があった。

社会にでた私だから言える。そういう会社がないとは言わないけど、ほとんど理解なんてない。あの言葉を真に受けて戸籍も変えずにバカ正直に企業に応募しちゃう人がいると思う。でも書いてる方はそれで上手くいかなくても責任は取らないんだからもうちょっと言葉を選んで現実的な事を書くべきだと思う。特にL(レズビアン)G(ゲイ)B(バイセクシャル)T(トランスジェンダー)でTだけは特殊。だって他の3つは面接で「あなたは男、女どっちが好きですか?」なんて質問受けないから自分で言わない限りは普通の人と一緒だからね。

でもトランスジェンダー性同一性障害)は雇用保険入るときにはばれるし、ばれたら「あ、そうなんだ。別に気しないよ。個人の自由だからね。」にはならない。

だってトイレとか更衣室一緒に使いたくないって思う人は絶対いるし、LGBに比べて理解のレベルがずっとずっと低いから肩身は絶対狭いよ。

だから私は性同一性障害の人に言う。特に若い世代に。戸籍も何もかも変えてから社会に出なさいと。いずれそこまでガチガチに準備をしなくても社会に出られる世の中は来るかもしれないけど、それは多分数十年先。私たちは今を生きてるんだから、今に合わせた生き方をしなさい。私はあなた達に後悔して欲しくないから。