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性転換編・・・術後のタイ観光 性同一性障害㊼

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なんとかおしっこも出来るようになった私は退院してタイのホテルで静養することとなった。

 退院当日は歩けるけどSさんのすすめで車イスに乗って1階まで下りた。

なにげに人生初の車イス!誰かが自分を動かすって変な感覚だなって思った(笑)

自分のフロアにあるナースステーションの前を通り過ぎる時は沢山の看護婦さんが

さよならを言ってくれて、中にはさよならだけでなく

「穴を大きくしたかったらいつでも来てね~!」

「今度来るときは豊胸手術しにおいで~!」

なんて言う看護婦さんも(笑)どっちも彼氏のいない私には必要ないから当分そのお世話になることはなさそう。

 

退院後のホテルは手術前にステイしてたところと同じホテル。代理店さん曰く値段と立地と設備のコストパフォーマンスが優れてるそうな。今ではどうかしらないけどね。

部屋に案内されてまずすることは・・・・ダイレーション。

退院したばっかだけどかかさずやらないとダメって念を押されたから素直にやる私。

術後すぐっていうのは1回でも抜いちゃうと穴が狭くなりやすいんだって。

ホテルでダイレーションをする場合は病室と違って気を付けなければいけないことがある。それは汚せないこと!ダイレーションの記事で書いたけど、患部と穴に挿す棒にはたっぷりと赤茶色の消毒クリームを塗る。これが白いのについちゃうとそうそう簡単に取れないんだな~。でも、数時間も床で寝転がるわけにはいかない。

そこで私が日本から持ってきたのは  「ビニールシート」

100均とかで売ってるプーさんのビニールシートを持ってきたの。大き目サイズのをね。これは手術前に代理店さんが必需品に挙げていたアイテムの1つ。

これをベッドの真っ白いシーツの上に被せて、そこに寝転がってダイレーションタイム。病室だろうが、ホテルの部屋だろうが退屈な時間。さすがにそれなりに痛さにも慣れてきたもので、入れて数十分は痛いけどその後はちょこっとズキズキするくらい。そんなもんだから2時間の大半は寝てた。

想像してみて、あそこにプラスチックの棒さしながらホテルのベッドで寝てる女を。エロさのかけらもない。もし事情も知らない人間が間違って入ってきたら「あ、頭おかしい人いる。」みたいに思えちゃうシチュエーション。そんなのを1日6時間してた。

 

退院翌日からはダイレーションとタイ観光をちょっとの1日を帰国まで続けた。

あんまり遠くにいけないからホテル近くの高級デパートへのっそりのっそり歩きながら向かうと、タイの人達が「あ、あの日本人足が不自由なんだ。可哀そう」みたいな目で見てくる。中には「大丈夫?」みたいに声をかけてくれる優しい人も。

まさか「性転換手術で股が痛くって」なんて言えるわけもなく大丈夫って苦笑いするしかなかった(笑)。

結局自分や家族のお土産は高級デパートの高めのシルクのスカーフやナラヤっていうタイの布メーカーのバッグぐらいしか買えなかったなー。ほんとはローカルなショップ覗いて色々買いたかったんだけどね。

 

帰国まではずっと一人でそんな生活を送るわけではなく、何回かはアテンダントさんの車で色々連れていってもらった。記憶に残っているのは現地の普通の病院。自分が手術を受けたヤンヒー病院でなくなんでそこに行くことになったかっていうと、帰国後に必要な医療品が安く買えるから。特に目当てだったのは赤茶色消毒クリームの代わりになるもの。何だと思う?  正解は「セックス用ローション」

それを付けて性行為すると男性も女性も敏感になるんだって。そして私みたいなのが使うと、穴が入れやすくなるってことで消毒クリームが無くなったらそれを塗ってダイレーションをしてた。性行為なんてしたことないのにコンドームもセックス用ローションも使ったことある私って何だかな~って思う(笑)