性転換子の生き様

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性転換編・・・ベッドと友達(寝たきり) 性同一性障害㊷

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http://blog.hatena.ne.jp/horumary/horumary.hatenablog.com/accesslog

無事手術が成功し、2週間の寝たきり生活が始まった。

 なんで普通の入院じゃなくて寝たきりかっていうと、

局部をお医者さんが切ったりくっつけたりして無理矢理穴を作ってるから、

動いちゃうと傷口が開いちゃうんだよね。だからベッドで寝たきり。

聞いた話では無理矢理動いちゃって血の海をベッドに作った患者さんもいたみたい。

私は聞き分けの良い子だからしずかーにベッドの上で横たわってた。

動かすのは手と顔くらい。手には勿論Ipodtouch。WIFIが飛んでるからyoutube見たり、ネットサーフィンしたり好きな音楽を聞いてたりしてた。それ以外は看護婦さんとおしゃべりとかかな。今までの記事で英語勉強しとくといいよって言ってたと思うんだけど、こういう時にすごく役立つの。基本、看護婦さんとは英語でのやりとりだから英語話せると趣味の話とか色々できるんだよね。

看護婦さんの方も英語で意志疎通できる日本人が珍しいからかよく話しかけてもらえた。ある時、看護婦さんがご飯を持ってきた時、

「ホルマリーは英語が通じて助かるわ。他の日本人の患者さんだとゆっくり簡単な英語で話しかけても I can`t speak English. って拒絶されちゃうの。そういう時は知ってる日本語でなんとかコミュニケーションとるしかないから。」

実際、彼女達の英語はゆっくり目で簡単な単語を使うように意識して話してくれていたから聞き取り易かったし、英語があんまり得意でなくても知ってる単語で会話を楽しむだけでずっと入院生活の居心地がよくなる。これから手術する人は怖がらずに英語で話してみてね。

 

そういう時間つぶし的な面ではあんまり苦労しなかったんだけど、辛かったこともいくつかあった。その1つが・・・食事!局部の手術をしてるから大きいトイレが出ちゃうと菌が入るから流動食になるの。この流動食がね~ほんとまずい。ドロドロの何かの繊維がいっぱい入ったチーズっぽい匂いのちょっと油っぽい液体。

言葉にするだけでまずそうなのが分かるでしょ?(笑)ちなみに私はチーズの匂いあんまり好きじゃないんだ・・・。これを大き目の丼1杯分3食飲むの。体は動かせないからストローでちゅーってね。毎回吐きそうな思いして飲んでた。そしたら看護婦さんに

「ホルマリーは偉いね。他の患者さんは残しちゃう人多いの。でも残さないのが正解よ。美味しくないかもしれないけどちゃんと飲めば治りが早くなるから」

って言われちゃった。残す人もいるんだ~って思いつつ私は1食たりとも残さなかった。だって親のお金で手術受けてる以上そんなとこで甘えを出しちゃだめだろうなって思ったし。それのおかげか寝たきりが終わった後の治りが他の患者さんと比べるとかなり早かった。性転換手術に限らず入院したら病院食は残しちゃだめってことだね!

たまに付いてくるオレンジゼリーが癒しだった。オレンジゼリー助かるってSさんに言ったら毎食付けて貰えるように言っておきますねって言われて毎食付けて貰えた。3日目くらいからゼリーに飽きた。

そういえば後で知ったんだけど、どうしても食べれない患者の中にはおかゆに交換してもたった人もいるんだって。そんな選択肢あったんなら最初に・・・まぁ栄養なさそうだからチーズドリンク飲んでおいた方がいいんだろうけどね。

 

他に辛かったのは突発的な熱とかゆみ。毎日飲む薬の中に私には相性の悪い薬があったみたいで体の一部がすごく熱く感じたり(足の裏とか手とか)、体中がかゆくなったりした。看護婦さん曰く痛み止めが合わないのかもって言ってた。熱とかならまだ冷やしてもらえるだけでいいんだけど、かゆみはどうしようもできない。看護婦さんに英語で「イッチイッチ(かゆいかゆい)」とか言って訴えたけどそこを優しく撫でてもらうしかなかった。結局、私はそこまで術部が痛くなかったので痛み止めの量を減らしてもらうことで解決した。

 

あと動かないって言っても全く動かないのはまずいんだけど、たまに診察にくる若いお医者さんが(手術した人じゃないよ)動いちゃだめだよ。って言ったもんだから動かずにいたら床ずれおこしかけた。その後Sさんにそれを言ったら多少は床ずれおこさないように動かないとダメですよ。その事は病院に伝えておきますねって言われて、どうやらその若いお医者さんは経験が浅いらしく間違った事を伝えてたみたい。それ以降そのお医者さんは私のとこに来ることはなかった。

 

そんなこんなで2週間。まっずい食事にも耐えベッドとipodtouchだけが友達の寝たきり生活ともおさらばする日が来た。